メディチに続いてモダンアートのレビュー評価など。
目次
モダンアートの画像・写真
簡単なルール説明
プレイ時間:約1時間程度
プレイ人数:3~5人
手札の絵画をオークションで売りさばいたり、高騰すると思った絵画をオークションで買い付けたりしてより多くお金を稼ぐことがゲーム目的。全4ラウンド行い、合計資産が一番多い人が勝ち。
各プレイヤーに(ランダムで)初期手札(絵画カード)が配られる。プレイヤーは時計回り順に競売人となり、オークションに出す絵画を手札から出す。この絵画をめぐって各プレイヤーは競り値をつける。
画家の種類は全部で5種類。(カードによって異なる)オークションの形式は5つ。様々なオークション形式で絵画を売り買いしてゲームが進む。
”ある画家の、そのラウンドで5枚目となる絵画が出品される”と”その絵画のオークションを行うことなく”ラウンドが終了。
絵画の換金を行う。
そのラウンドにおいて何枚の絵画が出品されたかを数える。多く出品された画家ほど、人気が出て値段が高騰することを意味している。1位から3位まで順位をつけ、1位の絵画は一番高く売れる。(売られた絵画が同数だった場合、ゲーム盤上の左側の画家が上位となる)
4位以下の画家は価値を持たず、所有していても換金できない(0ドル)。
2ラウンド以降は、その前のラウンドの値段を引き継いでゲームが進む。しかし、過去(前ラウンド)にどんなに値段が高騰したとしても、そのラウンドで3位以内に入らないと、価値がない。0ドルなる。
例)1Rは1位が黄色、2位が緑、3位が濃いピンクの画家。2R目は緑の絵画を所有していた場合、1枚50000(20000+30000)ドルで換金できる。
1R目は30000ドルになった黄色の絵画も、2R目では価値がない(4位以下だったため)。所有していても換金できず、0ドル。
手札の画家カードを補充して次のラウンドが始まる。全4ラウンドした後に、一番合計資産が多い人が勝利。
画家の種類や枚数
Lite Metal(黄色):12枚
Yoko(緑色):13枚
Christin P.(濃いピンク色):14枚
Karl Gitter(青色):15枚
Krypto(薄いピンク色):16枚
オークションの形式
公開競り
※十字のマーク
順番無用で、自由に最高値を更新できる
一声
※ブラウザの更新のマーク
競り値を付ける機会は時計回り順で、各人1回のみ
入札
※真ん中に黒丸のマーク
全員が秘密裏に値を付け(コインを手に握り)一斉に公開、最高値を出したプレイヤーが落札
指し値
※ドルのマーク
競売人が決めた価格で買うか、パスするか。時計回り順、即決
ダブルオークション
※イコール、二重線のマーク
2枚セットの競りが発生する。(2枚目として出せるカードは、1枚めと同じ画家のダブルオークションでないカード。オークションは2枚めのカードに示された形式で行う)
プレイ感想・評価
面白い。
1ターン毎に状況がどんどん変わる。さっきまで2000ドルくらいで売られていた絵画が、次のターンには20000ドルになったりするドキドキ感。逆のパターンもしかり。
同じ画家だとしても、オークションの形式によって、競売人の話術によって、落札される値段が全く異なったりする。刻一刻と変化する状況が楽しい。
繰り返し遊んでも毎回異なったゲーム展開になり、マンネリ化しない。
ルール自体はそこまで難しくない。しかし、ゲーム展開がやや複雑。慣れていない/ボードゲーム初心者の人にはやや敷居が高いかも。
慣れていない人は「勝つこと」が難しいかもしれない。
運要素も含むが、実力ゲーと分類して良さそう。状況判断力や話術がある人が強い。
好き嫌いがわかれやすいゲームかも。
(どちらも良くて相当悩むけれども)個人的にはメディチよりも好き。
戦略やコツ
複数回プレイしてきて、45~60万ドルあたりがゲームに勝利できる総資産としての一つの目安…かなぁ?。
場が荒れないときは多少高くても購入。場が荒れそうなときは、あまり購入せず、高く売ることに専念する。基本的に買いに専念するよりも、相場・状況を作って高く売ったほうが良い。
負けているときは場を荒らし、勝っているときは早くゲームを終了させる。
2位だとしたら1位の競売に積極的に関与しない。高値で売られないような雰囲気作りwをする。
→モダンアート (Modern Art) 日本語版 ボードゲーム