暇ができたらずっと馬のこと考えていた。思ったよりハマってしまった。多少なりまとまったので、自分用競馬戦略のまとめ
目次
はじめに
とにかく期待値。期待値を高め、期待値を低くする行動をやめる。的中率を上げる場合でも、必ず期待値との兼ね合いを考える。
胴元が20%~25%持っていくが、残りの75%~80%は参加者との取り合い。胴元との勝負ではなく、プレイヤー同士の勝負。他プレイヤーより相対的に有利に立ち回れば、有利な回収率となる。”運が絡んだプレイヤー同士の戦い”ということなので、麻雀の考え方が役に立つ。
麻雀は単純に考えて1/4しかあがれないが、競馬はもっと少なく考えたほうがいい。25%当たって儲かる当て方は相当に難しい。色々検証した結果、5%~10%当たるぐらいが一番バランスが良さそう。(的中率1%や2%のほうが期待値が高くなることが多いんだけど、流石に辛い。100回に1回均等に当たるわけじゃない。的中率1%なら1000回ぐらい連続で外れる覚悟がないとだめ)
→麻雀の「振り込まないことが一番大事、勝てるときに大きく勝つ」イメージ。
大事なのは馬の実力を見抜くことではなく、馬券の買い方。もちろん馬の実力を見抜くことも大事だけれども、とても大変。それに比べて馬券の買い方は意識するだけで簡単に変えられる。
→期待値を低くする行動をやめる。
どんなに予想が上手な人でも100%当てることは無理(昔100%当てた人がいたらしいが…)。どんなに的中したとしても、そのために多くの馬券を買っていたら結果的にマイナスになる。期待値がマイナスになりづらい買い方をするだけで、トントンや、ややマイナスあたりまではもっていける。
→馬券の買い方を徹底したその後に、期待値がプラスになるようなファクターをプラスしていく。馬の実力やオッズの多寡、他のファクターを採用する。
なるべく当てはめるファクターはシンプルな方が良い。検証するときは細かく細部まで調べてもいいが、実際に馬券購入に当てはめるファクターとして採用することには慎重になったほうが良い。
→そしてなるべく多くのファクターを当てはめられる買い方が良い。期待値が上昇するファクターを多く取り入れる事ができる買い方。3連単や3連複など。
馬券の買い方について
単純に考える。単勝2倍の馬券を買い続けていたら、控除率よりも圧倒的にマイナスになる(単勝2倍の馬の勝率は30%~40%しかない)。
→馬券の買い方は超大事。
相当に条件が整わない限り、複勝は厳しい。当てやすい馬券ならば、他の人だって当てやすい。他の人より予想の精度を上昇させないと勝てないのだから、予想の差が出づらい馬券は買うべきではない。
→他の人が「当てたい」と思うからこそ、「当たらなくてもいい」と考えられる人が強い。
→逆に「1.1倍の複勝なんて買ってもしょうがないな」と皆が思うときこそ、「1.1倍複勝」を買う人が強い。
荒れる展開なのか、やや荒れる展開なのか、固い展開なのか。これの予測精度が上昇すると、それだけでかなり有利になる。馬券の買い方にも反映される。
荒れる展開…中穴
やや荒れる展開…本命-中穴
固い展開…本命
そして、いちばん大事なこと。わからないときは買わない。割に合わないときは買わない。競馬は毎週やる(地方入れたら毎日?)。勝負から降りれない人間ほどカモになる。
オッズについて
オッズはあてにならないとか、オッズだけで勝てるとか色々記事を見た。どれも極端な意見が多い気がする。
長期的に見れば、人気度合いと馬の勝率は相関関係にある。オッズは予想のあてになる。
大事なのはファクターを絞ること。有効なファクターだけを使えば良い。すべてをオッズで片付けようとしてはいけないし、オッズが役に立たないと極端に考えない。
また、馬の予想だけではなく、オッズは馬券の買い方に大きく影響を及ぼす。
「とったリスクに応じただけのリターンがあるのかどうか」を判断しないといけない。リスクを取っているのに人気が集中していてリターンが少ない場合は、買わないほうがいい。
また、オッズの偏り具合からレース傾向の分析も出来る。
→単勝人気と馬連人気などの偏り具合。
→オッズ10倍以内に何頭いるか。6頭以上など居たら、荒れやすい。
→単勝人気1.5倍。2番人気が4.5倍以上とかになると、1番人気の実力が突出していると(皆が考えていると)判断できる。
有効なファクター
穴馬バイアス
大穴を過大評価する心理バイアスのこと。
合成オッズ
・異なる馬券を1つの馬券として捉える考え方。
芝・ダート
・ダートのほうが実力通りの決着になりやすい。
・芝のほうが荒れた展開になりやすい。
クラス別
・弱いレース、強いレースは荒れ辛い。中間のレース(1000万/1600万/GⅢあたり)が荒れやすい。
競馬場・コースによる傾向の違い
馬場状態
斤量
前走の着順
…もっと色々あるだろうが、結果に結びつくであろう、重要なファクターを優先して調べる。
意思決定に寄与しない情報はただの有害なノイズ。情報は多ければいいものじゃない。
馬の実力の評価も大事だが、人間がどう考えるかのほうが大事な気がしている。馬を介した人間との勝負。