写真・画像
簡単なルール説明
プレイ時間:20分程度
プレイ人数:3~7人
対象年齢:10歳以上
ゲーム概要
最終的に1番お金を稼いだ人が勝ち。
6種類の企業カードを自分の場に出したり、マーケットでトレードしたりして、同じ企業カードを一番多く持つことが勝負の肝となる。
ゲーム終了時に一番多くの企業カードを保有している人に、同じカードを少ない枚数所有している人がお金を払うシステム。
ゲームの進み方
資金チップ10枚をそれぞれのプレイヤーに配る。また、カードを3枚手札として配る。残りは山札とするが、表を見ずに5枚カードを除外してゲームスタート。
それぞれの手番は
の繰り返しでゲームが進む。基本的なことは単純で、1枚とって1枚出すだけ。山札がなくなったらゲーム終了。
まず1枚カードを引くが、マーケットに何もなかった場合、山札からカードを引く。マーケットにカードがあった場合は、マーケットのカードを引く。もしくは、マーケットカードの上にコインを1枚ずつ置いて山札から引く。
次は自分の場に出す。もしくはマーケットにカードを1枚出す。自分の場に出して、それが初めての企業カードだった場合、もしくは、他のプレイヤーよりも多くの枚数を出した場合は独占チップを受け取る。
独占チップを保有している場合は、マーケットからその独占チップを保有している企業カードを引くことができなくなる。…
これ説明するの難しいな。youtubeでルール解説動画があったので、貼る。
基本的なルールは「1枚とって、1枚出す」だけなので、初めての人でも実際にやりながらインストすることが容易。山札の数を1/3くらいにしてざっと通しでプレイすると、だいたいのルールを把握できる。
戦略・コツ
・「失点なくゲームに勝つ」という戦略は無理ゲー。完璧に勝とうとすると、とてつもなくリスクがでかい。1,2枚の支払いはしょうがないと諦め、独占できる企業を1,2種類に絞ることが大事。
・手札が3枚とか揃っている場合は、独占チップを取ることになったとしても序盤から置いていって大丈夫。ゾウ(10枚)は微妙だけど、カバ(9)/タコ(8)の企業ならばまず勝てる。相手にも「勝つ目があるんじゃないか?」と思わせるためにも、1枚は置いていいが、2枚目を置くのは慎重に。相手の失点を増やすことを意識する。
・キリン(5)はリターンは大きくないが、リスクが小さい。マーケットや手札が圧迫して場に出さないとしょうがないとき/とりあえず序盤に出すカードとしては優秀。(序盤でゲーム展開がわからないときは)なるべく総枚数が少ないものを出す。序盤にキリンを1枚出しておけば、後々キリンがくるかもしれない。(1枚場に出ていて)キリンが2枚手札にくれば勝ち確定なので、序盤1枚出して様子見。勝てなそうだったら1枚の失点はしょうがないと諦める気持ちで。
・最初の手札がかなり重要になる。3枚揃っていたらその企業で勝ち筋をたてる。バラバラだったら、基本的には枚数が少ないカードを出していき、相手がいらないカードを見極めて勝負する。最初の手札がバラバラだったら(総枚数が多い企業カードなら特に)分が悪いので、そういうときは「勝つことよりも負けないこと」を意識する。
・運がかなり影響するゲーム。勝つのが厳しいときは損失を減らすことが大事。全4ゲームの合計得点で最終的な勝敗が決まる。全部勝つ必要もない。
・いらないカードだとしても、最終的に自分の手札や場になければよい。1ターン後にマーケットに出すことも可能。なので、いらないカードを嫌悪しすぎない。チップが多く積まれていたらとっちゃってよい。次のターンにまたマーケットに出せばいいので。
プレイ感想・レビュー
基本的にやることが「1枚引いて、1枚出す」だけなので、とてもシンプル。インストするときも実際にプレイしながら説明することが容易なので、初めての人でもやりやすくて良い。
シンプルながら奥が深い。そして運が絡みつつも、駆け引きや実力が出るゲーム。初心者でも慣れている人に勝てることもあるが、全4回の合計得点で勝敗が決まるので、運ゲーと実力が良いバランスになっている。
プレイ時間も短めでサクッと出来、ゲームの大きさも11cm×6cmととてもコンパクト。持ち運びに便利。
あまり文句をつけるところがない、理想的なゲームだと思う。