フリーキャッシュフローの計算方法(EBIT/NOPAT/キャッシュフロー計算書との違い)

フリーキャッシュフローの計算。EBIT。NOPAT ファイナンス

フリーキャッシュフロー

企業活動を行った後、株主と債権者に自由に分配することが出来るキャッシュフローのこと

 

大まかなフリーキャッシュフローの算出方法は

営業キャッシュフロー -(+) 投資キャシュフロー

になる。(営業で得た利益から投資額を引く)

 

ただ、上記は厳密でない。(営業キャッシュフローの中で、すでに分配金は差し引かれている。また、利息などを計上することにより節税効果を狙って調整されているため。)

 

よってフリーキャッシュフローの計算方法は↓

 

フリーキャッシュフローの計算・定義

フリーキャッシュフロー=EBIT(1(100%) – 税率) + 減価償却費 – 投資 – ワーキングキャピタル増加額

 

EBIT(Earnings Before Interests and Tax:イービット)とは、支払金利前税引前利益。

…まぁ、営業利益のこと。

EBIT(支払金利前税引前利益)

 

そして、EBITに対しての税金を計算、税金を差し引く。この

EBIT-税率

税を引いた後のEBITNOPAT(Net operating Profit After Tax)という。

NOPAT

 

フリーキャッシュフローを計算するためには、NOPATに対してまた修正を行う。

 

減価償却費などの実際にはキャッシュが出ていっていない費用を足して戻す

投資、設備投資を引く

増加運転資本(ワーキングキャピタル増加額)を引く

 

キャッシュフロー計算書とフリーキャッシュフローの違い

 

キャッシュフロー計算書は、

営業・投資・財務の活動によって現金がどう使われたかがわかる

 

のに対して

 

フリーキャッシュフローは、

企業が営業活動によってどれだけキャッシュを生み出せたのかがわかる。

 

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